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IPv6アドレスとは、IPv6コンピュータネットワークにおいてコンピュータ等のノードのネットワークインターフェースを判別するための番号(IPアドレス)である。 IPアドレスは、ホストの個々のネットワークインターフェースを特定し、ホスト間でIPパケットのルーティングを行うために使用される。IPアドレスはパケットのヘッダに記載され、そのパケットの送信元と送信先を示している。 IPv6は、インターネットにおいて最初に使用されたIPv4を継承している。IPv4が32ビットのIPアドレスを使用するのに対し、IPv6は128ビットのIPアドレスを使用する。このため、IPv6はIPv4と比べて非常に大きなIPアドレス空間を持っている。 ==IPv6アドレスの種類== IPv6アドレスは、以下の3種類に分類される〔RFC 4291, ''IP Version 6 Addressing Architecture'', R. Hinden, S. Deering (2006年2月)〕。 *ユニキャストアドレス - 単一のインターフェースのための識別子。インターネットプロトコルは、ユニキャストアドレスに送られたパケットを、そのアドレスによって識別されるインターフェースに配送する。 *エニーキャストアドレス - インターフェース集合(通常は異なるノードに属する)のための識別子。エニーキャストアドレスに送られたパケットは、そのアドレスで識別されるインターフェースの内で、ルーティングプロトコルの距離の定義に従って「最も近く」(nearest)にあるただ1つのインターフェースに配送される。エニーキャストアドレスはユニキャストアドレスと同じフォーマットのため、表記上は区別がつかない。ただ、同じアドレスが複数のインターフェースに設定されるかどうかの違いしかない。 *マルチキャストアドレス - エニーキャストと同様にインターフェース集合のための識別子であるが、マルチキャストアドレスに送られたパケットは、そのアドレスを持つすべてのインターフェースに配送される。 IPv6にはブロードキャストアドレスは存在せず、その機能はマルチキャストアドレスが果たす。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「IPv6アドレス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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